ジブリ美術館に行ってきました。自分は2度目だったのですが、今回も満喫してきました。この美術館の魅力は、宮崎駿さんの映画のキャラクターやシーンをさまざまな形で再現していたり、作品づくりの一端を垣間見ることができるようになっていたりする展示だけではありません。照明や窓ガラスのステンドグラス、天井に描かれたイラスト、そしてドアや水道の蛇口に至るまで、丁寧にデザインされ尽くした空間が生み出す雰囲気もまた、素晴らしいものがあります。ディズニーランドのような場所とはまた違う形で、ジブリ美術館はひとつの世界観を作り上げているのだと感じました。
きょう特に印象に残ったのが、”映画の生まれる所”というコーナーにあった、「空想と予感、そしてたくさんのスケッチ、イメージの断片。その中から、映画の核となるべきものが見えてきます。」という言葉です(その場で書き写した訳ではないので細部は違ってるかもしれませんが)。その言葉どおり、部屋を模したこの場所には、たくさんのおもちゃや本、骨とう品や、スケッチ画があり、頭の中の思いつきや想像がひとつの作品になっていくまでのプロセスの一端が感じられました。と同時に、ふとした瞬間にポッと湧き出る空想やイメージの断片を、その場限りのものではなく、記録し広げていくことで、映画以外でもいろいろと面白いことにつながっていくのではないかという気がしました。
2010年10月3日日曜日
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