2010年9月27日月曜日

ウェブ上に広がるオープンな「学び」の環境

帰りの駅で、キオスクに1冊残ったクーリエ(11月号)を買いました。今月の特集は、ネット上で最先端の情報や知識を得るための「知的生活法」についてがテーマです。

以前に非常に興味深く読んだ、FAST COMPANY誌のTEDの記事"How TED Connects the Idea-Hungry Elite"(原文はこちら)の邦訳を始め、MITのオープンコースウェアに始まる大学の授業の無料公開やニュース・アグリゲーターの紹介など、面白い記事がたくさん載っていました。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 11月号 [雑誌]
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 11月号 [雑誌]
講談社 2010-09-25
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クーリエでは特集の冒頭で「情報収集力」という言葉を使っていました。でも、梅田望夫さんと飯吉透さんの近刊「ウェブで学ぶーオープンエデュケーションと知の革命」でも一部重なる内容が取り上げられていたように、これらはただの「情報収集」よりもう少し広く、「ウェブ上での学びや知」について生まれつつある大きな潮流を扱っているのではないかという気がしました。

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)梅田望夫 飯吉透

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梅田さんと飯吉さんの本が真正面から触れ、クーリエの特集が取り上げ、そしてTEDのオープン翻訳プロジェクトやTEDxイベントがこの1年で大いに盛り上がってきたことが示しているように、ネットを使ったオープンな学びの環境が確実に整備されてきています。それは非常にワクワクするようなことであると同時に、その最先端の動きが英語圏で起きていることに、多少ならずとも羨ましさと残念さを感じます。ネイティブ並みの英語力を持たない自分にとっては、そうした環境を効率的に利用しつくすことができないからです。

でも、語学力のことを嘆くだけではどうにもならないことも分かっています。このような状況の中で、自分はいかにしてウェブ上の学びの環境と接するべきかということを見定めなければならないなと感じています。

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