ジョン・カサオナ「密猟者から世話人へ」(John Kasaona:How poachers became caretakers)
[TED2010, 15分46秒]
※邦訳の全文はこちらを参照。
ジョン・カサオナは、アフリカ大陸の南西部にあるナミビアのヒンバ族出身で、コミュニティに基盤を置いた野生動物の保護を通じて人々の暮らしと動物たちの生活環境をともに向上させようと活動しています。
このトークでは、「アフリカからの成功事例」として、自らの取り組みを紹介しています。
"このところアフリカに関する話といえば、飢餓やエイズ、貧困や戦争のことばかりです。でも私がこれから話したいのは、成功についての話です。"
と冒頭で切り出してから、終盤で
"こうしたアフリカからの良い知らせを、私たちは声を大にして伝えたいのです。"
とまとめるまでの間に、幼少期に大草原で受けた父の教えから内戦や飢饉の時代、そしてコミュニティが自然との関係を取り戻すことで再生していく様子が、情感と情熱、そしてユーモアたっぷりに語られていきます。
話の内容自体もすごく面白いのですが、冒頭でぎゅっと観客の心をつかみ、笑いで皆を和ませ、苦難の時代を乗り越えて高らかに成果を語り上げていくというプレゼンの手法も見事なものです。「ナミビアがアフリカの手本となり、アフリカがアメリカの手本となる」-いい言葉だと思います。ぜひご覧になってみて下さい。
なお、上にもリンクを入れましたが、邦訳の全文をこちらのページに載せましたので、ご興味のある方はあわせてご覧になってみて下さい。
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