自分が日本語に翻訳したTEDトークを紹介するエントリです。
レイチェル・サスマン「世界で最も長寿な生物」(Rachel Sussman: The world's oldest living things)
[TED Global 2010, 14分9秒]
世界を回って二千年以上生き続けている生物を写真に収めるというプロジェクト「The oldest living things in the world」に取り組む写真家の話です。スピーカーのレイチェル・サスマンは、屋久島の縄文杉を見てこのプロジェクトを思いつき、長寿の生物を探してグリーンランドから南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなどを訪ねてきました。
そこでカメラに写し取られたのは、様々な形をした木々やサンゴ、苔などが、それぞれ工夫を凝らして数千年ものあいだ命をつないできた姿でした。レイチェルによると、動物の場合は記録に残っている最長寿のカメが175歳、アイスランド沖で見つかったしゃこ貝が405歳だと言いますから、植物の寿命は動物を圧倒していることがわかります。多様な形態や手段を用いて生き永らえてきた植物たちの強靭な生命力に感じ入りました。
The oldest living things in the world are a record and celebration of our past, a call to action in the present and a barometer of our future. - Rachel Sussman
※このトークの邦訳原稿は、こちらでご覧になれます。
2010年11月24日水曜日
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