自分が日本語に翻訳したTEDトークを紹介するエントリです。
ゲーバー・タリー:子どもがすべき5つの危険なこと (Gever Tulley on 5 dangerous things for kids)
[TED2007, 9分22秒]
ソフトウェアのエンジニアであるゲーバー・タリーが、自らがカリフォルニアで主宰するTinkering School (工作の学校)という子どもたち向けの課外キャンプでの体験をもとに、子どもが生きる力や創造性を身につけるために行うべきことを語ります。
トークの要旨は、こんな感じです。
「今の社会は子どもを過度に危険から遠ざけようとするため、かえって危険に対する子どもの察知力を弱めたり、危険もあるけれど役にも立つ道具の使い方を身につけることが難しくなったりしている。本当に危ないことにはならないよう配慮した上で多少危険な体験をさせることで、子どもたちは楽しみながら身の回りの環境をコントロールする術を学んでいく。」
自分も子どもを持つ親として、その通りだなあと実感します。日々の生活の中では、よほど意識をしていないとついつい「それは危ないからダメ!」と言ってしまいがちでもあるのですが。「何を、どこまでならやらせても大丈夫なのか」をその時々の状況に合わせて判断しながら、できる限り子どもの行動を自由にさせること。それは、親をはじめとする周りの大人たちの見識や能力に深く関わってくることなのだと思います。
ちなみに、このトークで"執筆中"と語られている「50 Dangerous Things」は、2009年に出版されました(こちら)。
また、タリーは2009年のTEDでも講演しているのですが、Tinkering School (工作の学校)での子どもたちの様子が語られるこちらのトークも非常に面白いです。こちらは僕が翻訳したものではありませんが、リンクを入れておきます。
ゲーバー・タリーが工作を通じて教える人生の教訓 (Gever Tulley teaches life lessons through tinkering)
[TED2009 4分08秒]
<その他の関連リンク>
ゲーバー・タリーのブログ: some things right
ツイッター:http://twitter.com/gever
2010年12月30日木曜日
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