ハイブリッドカーや電気自動車の開発競争が本格化してきましたが、そんな話を聞くたびにMITのメディアラボの研究者たちが数年前に考案した「City Car」と呼ばれる“折りたためる小型電気自動車”のことが思い浮かびます。
詳しいコンセプトなどはこちらのMITのサイトからもご覧になれますが、Youtubeにアップされているイメージ動画を見ていただくのがわかりやすいかと思います。
これは、今の乗用車に取って代わるものとして考案されたものではありません。バスや電車などの大量輸送機関と組み合わせて大都市の交通をスムーズにしようという狙いのもとに考えられた車です。
バス・ターミナルや地下鉄の駅付近にCity Carのレンタル・ステーションがあり、そこから先は小型でエネルギー消費や環境への負荷が少ないこの車を使う。使用後は再びレンタル・ステーションに車を返し、折りたたまれている間に充電される―というイメージです。
こういう車を実際に導入するためには都市計画を根本的に見直さなければならないので、実現へのハードルは決して低くはないでしょう。でも、いずれ先陣を切って取り組む都市がきっと現れると思います。
2010年9月1日水曜日
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