自分が関わっているTEDxKids@Tokyoの仲間たちと、「暗闇ごはん」を体験してきました。
これは、視覚を奪うという通常は体験することのない状態で食事を取ることから食について改めて考え直す、という企画です。TEDxKids@Tokyoメンバーの1人であり、浅草にある緑泉寺の住職をされている青江覚峰さんが行っています。
http://www.higan.net/kurayami/
当日はTEDxTokyo yzのメンバーも加わり総勢15名程度の賑やかな催しとなりました。
食事は、アイマスクをした上で席に着き、一品ずつ料理を味わっていきました。触覚に頼ってお膳から食べ物を口に運ぶことの難しさや、目が見えないと食材がなかなかわからない自分の味覚の未熟さを痛感するとともに、興味深かったのは周囲の人とのコミュニケーションがいつも以上に密になっていたことでした。会場に入る前に目が見えない状態になるので、隣や前の席に誰がいるのかは会話で確認するしかありません。また、どんな料理が出て来るのかわからない、そして自分の味覚だけでは食材が判別できないものがある、という状況の中では、コミュニケーションを通して「今食べているものは何なのか」をともに推量するという安心感や、好奇心の充足につながったのだと思います。
詳細は記しませんが、いただいた料理はどれも手間と心がこもった素晴らしいものでした。食事後に明かりをつけて一品ずつ解説をしていただきましたが、食材の選択から調理法まで、それぞれに込められた思いを伺いながら、食べるということ、人と人や人と自然のつながり、そしておもてなしの心遣いといったことに、改めて思いを馳せました。
2011年12月21日水曜日
2011年10月13日木曜日
[読書ノート]「いま、地方で生きるということ」
西村佳哲さんの新刊「いま、地方で生きるということ」を読み終わりました。ちょうど自分が北海道の旅行から帰って来たところで地方での暮らしについていろいろと感じることがあった時期でもあり、とても響いてくることがある本でした。
この本は、震災の後に、働く場所や生きる場所について著者が思いを巡らしながら東北と九州を巡り、知人やそのまた先のつながりの人へインタビューを重ねた記録です。登場する人たちの言葉を読みながら強く感じたのは、彼らが皆、しっかりとその地に腰を下ろしながら、それでいて必要とあれば軽やかに他の場所で動くこともできる人だなということでした。
根を張りながら、一方で自ら綿毛になることもできるような生き方。地方に暮らすからといって、必ずしも生活が単調で退屈になる訳ではないし、慣習や近所づきあいに縛られ窮屈な思いをする必要もない。内向きな姿勢を取っ払い、地元を見つめながらも外に対してオープンな姿勢でいることができれば、互いに顔が見えやすい関係や手頃な街のサイズ、自然との距離の近さといった要素が都会には無い強みになるのかもしれない。そんな暮らし、いいかもしれないな。この本を読んで、そんなことを感じました。
いま、地方で生きるということ | |
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この本は、震災の後に、働く場所や生きる場所について著者が思いを巡らしながら東北と九州を巡り、知人やそのまた先のつながりの人へインタビューを重ねた記録です。登場する人たちの言葉を読みながら強く感じたのは、彼らが皆、しっかりとその地に腰を下ろしながら、それでいて必要とあれば軽やかに他の場所で動くこともできる人だなということでした。
根を張りながら、一方で自ら綿毛になることもできるような生き方。地方に暮らすからといって、必ずしも生活が単調で退屈になる訳ではないし、慣習や近所づきあいに縛られ窮屈な思いをする必要もない。内向きな姿勢を取っ払い、地元を見つめながらも外に対してオープンな姿勢でいることができれば、互いに顔が見えやすい関係や手頃な街のサイズ、自然との距離の近さといった要素が都会には無い強みになるのかもしれない。そんな暮らし、いいかもしれないな。この本を読んで、そんなことを感じました。
2011年10月1日土曜日
TEDxKids@Tokyoいよいよ開催です。
自分も関わってきたTEDxKids@Tokyo,いよいよ本日(10/1)9:00~13:00の開催です!
ライブストリーミングもあります。是非ご覧下さい!
http://tedxkidstokyo.com/
ライブストリーミングもあります。是非ご覧下さい!
http://tedxkidstokyo.com/
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