2010年8月28日土曜日

Playing for Change

巷にはカバー曲があふれていますが、それがオリジナルを超えることは稀だと思います。特にオリジナルが有名であればある程、また自分がそれに親しんでいればいる程、新たに聞くバージョンに対する評価は厳しくなりがちです。

自分にとってそんな曲のひとつが「Stand By Me」です。ジョン・レノンのバージョンも、忌野清志郎のバージョンも良いけれど、やはり同名映画の主題歌になったベン・E・キングの歌には及びませんでした。

でも、Playing for Changeによるこの「Stand By Me」はすごく良い。オリジナル以上、なのかどうかは何とも言えませんが、ここまで包容力とソウルを感じさせる「Stand By Me」は初めてかもしれません。



Playing for Changeは、音楽を通じて世界をより良い方向に変えていこうというプロジェクトで、世界各地のストリート・ミュージシャンなどがコラボレーションするという形でアルバムにまとめ上げられたのが「ソングス・アラウンド・サ・ワールド」のCDです。

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ここで紹介した「Stand By Me」もその中の1曲です。ここでは、ロジャー・リドリーの歌をベースにして世界中から30人以上のミュージシャンたちがバーチャルにセッションに参加して完成したものです(それがどういうものなのかは、動画を見ていただければわかると思います)。コンセプトの斬新さにも惹かれますが、そうして出来た素材を編集し、音を整理してひとつの作品にした制作者の力量にも脱帽しました。このCDは必聴ものです。

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